へむちの脳内本棚

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【書評】ウェブで儲ける人と損する人の法則 [新書] 中川 淳一郎

 

【簡単な感想・購入動機】

 

ネットの本来の姿と現状が鋭く書かれています.

 

ネットを使っている人は,どいうものに興味があり,興味がないのか.そして,クリックしてもらってこそ意味がある.いい情報だとしても情報を発信している以上,クリックしてもらえなければ意味がないですしね.

 

実際,PVと収益は比例するというデータもあるみたいです.

参考:「ブログで稼ぐ」は現実的か?PV別ブログ収益をざっくり計算

 

企業のサイトで収益をあげようとする人はもちろん,個人サイト・ブログをやっている人でPVを稼ぐことに興味がある人は一読の価値ありです.

 

ネット文脈の理解」,「それに従った情報発信技術の習得」,この2つがキーワードです.

 

 

【内容のまとめ】

第1章 ネットで儲けることの現実

 

第2章 クリックされない情報は無価値

「ネット文脈にあっている」とは,簡単に言うと「クリックしたくなるなるもの・広げたくなるもの」

のことであり,ユーザー本位のものだ.

P.72

 

ネット文脈に必要なウケる要素は,次の事項である.

①話題にしたい部分があるもの,突っ込みどころがあるもの

②身近であるもの,B級感があるもの

③非常に意見が鋭いもの

④テレビで一度紹介されているもの,テレビで人気があるもの,ヤフー・トピックスが選ぶもの

⑤モラルを問うもの

⑥芸能人関係のもの

⑦エロ

⑧美人

⑨時事性があるもの

⑩他人の不幸

⑪自分の人生と関係した政策・法改正など

P.76~77

 

第3章 ネットニュースはこう作られる

「コバンザメ式」で後追い記事を作る

P.87

 

第4章 間違いだらけの企業の情報発信

「ネットニュースはネット上の話題の起点となる」

これはただの事実なのだ.

P.116

 

必要な能力は「ネット文脈の理解」であり,「それに従った情報発信技術の習得」だけである.

P.143

 

なぜ企業が専門領域について発信すべきかと言うと,ヤフー・トピックスが取り上げる可能性があるからである.

P.145

*参考:ヤフー「トピックスエディター」

 

第5章 ネットとの幸せな付き合い方

ネットの原理-「クリックしてもらわなくては意味がない」-を理解する人は儲けることが可能だ.

P.221