たぶん1年以上前になりますが、ASICS WALKINGのビジネスシューズを購入しました。ASICSというと、スポーツよりの靴のイメージでしたが、ビジネスシューズもけっこういいなという印象でした。現在は、履きすぎた結果、修理にだしています。
そこで、今回は、最近のASICS(アシックス)のビジネスについて、外観してみたいと思います。
1.購入商品
購入商品は、下記に近いものです。というのも、購入は直接お店に行って、履きながら選んだので、特定するのが難しくなってしまいました・・すみません。しかし、価格帯とデザインがほぼ同じです!
さて、これを1年以上、ヘビロテで出社の際履いていたため、さすがに靴底の踵の部分がすり減ってかなり目立つレベルになっていました。
実はいままでは、履きつぶして新しいものを購入していましたが、いままでのものと比較して、今回はそこそこお金もだした靴だったので、思い切って修理に出してみることに。
サイトを見ると、しっかりアフターサービスについてのページがあります。
今回は、ヒールプラグ取り換えだけと思っていましたが、内側の踵の敗れた部分も補修できることを、お店で教えていただきました。よくみるとサイトにも載っていました。踵の靴底側ばかりに目をとられ、内側に目がいきませんでした・・
ということで、内側の補修も同時にお願いしました。
まだ、修理は終わっていないので、しばらく待ちです。
2.ASICS(アシックス)
ASICSは、いわずと知れたシューズメーカーです。下記がカテゴリー別の売り上げです。ビジネスシューズはどこのカテゴリーだろう・・?
ただし、単に靴を作っているというわけではなく、データ収集・分析をしっかり行い靴の研究開発を進めています。
そして、これからは靴を起点のビジネスに置きつつもコーチングや仲間とのつながり等、幅広くビジネスを進めていくことを予定しているようです。
3.知的財産権
研究開発を行うにあたり、データ集・分析を行うと記載しましたが、代表的なものが3次元足形計測でしょうか。
私も購入するとき、やってもらいました。これは無料です。そして、結果を基にサイズを選び、中敷きを調節していただきました。
かなり力を入れて開発をしたようで、関係しそうな特許出願が数件ありました。出願日が2019年から2021年のもので、下記のようなものがあります。
実際はこれを実施しているかはわかりませんが、開発の変遷がなんとなくわかると思います。かなり研究開発費をかけているでしょう。
2019年:簡易な構造を有する計測板
2020年:靴型生成システム、靴制作の時間短縮
2021年:足サイズ測定の効率化、無荷重状態の予測
【国際公開番号】WO2021/009879
【発明の名称】計測板及び足型データ作成システム
【国際出願日】令和1年7月17日(2019.7.17)
【要約】簡易な構造を有する計測板(一部省略)
【公開番号】特開2022-43405(P2022-43405A)
【発明の名称】データ生成装置、靴型作製システム、およびデータ生成方法
【出願日】令和2年9月4日(2020.9.4)
【要約】ユーザが満足するフィット感を持つシューズを作製する靴型データを生成するデータ生成装置、靴型作製システム、およびデータ生成方法(一部省略)
【公開番号】特開2022-43406(P2022-43406A)
【発明の名称】データ生成装置、靴作製システム、およびデータ生成方法
【出願日】令和2年9月4日(2020.9.4)
【要約】靴型の材料、作製方法を限定することなく、シューズを製作するまでの時間を短縮することが可能なデータ生成装置、靴作製システム、およびデータ生成方法(一部省略)
【公開番号】特開2022-189306(P2022-189306A)
【発明の名称】足サイズ測定装置および方法
【出願日】令和3年6月11日(2021.6.11)
【要約】足サイズ測定の効率を高める技術(一部省略)
【公開番号】特開2023-93939(P2023-93939A)
【発明の名称】予測装置、予測方法、および予測システム
【出願日】令和3年12月23日(2021.12.23)
【要約】無荷重状態における被測定者の足の形状を容易に取得することができる技術(一部省略)
また、「これからのアシックス」の1つでもある仲間とのつながり(場の提供)に関係しそうなサービスとして子供のあし成長予測ツールというものがありました。
【公開番号】特開2023-77476(P2023-77476A)
【発明の名称】画像作成装置
【出願日】令和3年11月25日(2021.11.25)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/asics-stepnote 掲載日 令和3年9月10日
【要約】足裏又は掌が特定の大きさとなるようにユーザが足裏又は掌のデジタル画像を撮影できる画像作成装置(一部省略)
4.まとめ
靴を作ってるメーカーも、昔のままビジネスを続けているだけでなく、靴を作ることを起点としつつも、現代のテクノロジーの利用しつつ、新しいサービスの展開し、さらなる成長を考えていることが少しだけわかった気がします。
現在、靴は修理中ですが、修理が終わり次第、履きつつ今後どのようにビジネスを展開していくか楽しみにしたいと思います。
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