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【書籍レビュー-ビジネススキル】賢人の勉強術 [単行本] 和田 秀樹 (著), 竹中 平蔵 (著), 藤原 和博 (著), 池谷 裕二 (著), 伊藤 真 (著)

賢人の勉強術 単行本 – 2012/6/27

(書名・画像はamazon様へのリンクになっています)

 

【簡単な感想・購入動機】

 

勉強法についての本だが,必要な知的力とは何か.何を勉強しておくと得になるか.どのように勉強したら記憶に残るか.どのように勉強を進めたら試験合格にたどり着けるか.というフローで書かれています.

 

特に,創造性のアップを図るなら,専門の狭い勉強だけでなく,さまざまなものに興味を持ち,刺激を脳に与えることである.という文には,もっといろいろなものを学んでみようという気持ちにさせられました.

 

社会人になってからも,勉強というものはついてまわると思う(本人が勉強と思っていなくても)ので,こういう本を読んでおくこともプラスになると思います.

 

【内容のまとめ】

 

Chapter1 「頭」と「時間」の使い方 和田 秀樹

この認知心理学においてカギとなるのは,「知識」と「推論」,そして「メタ認知」と呼ばれる能力である.

P.12

 

記憶の総仕上げとして出力トレーニングは必要不可欠である.

P.20

 

「シミュレーション」「別分野への応用」「多面的な見方」をヒントに推論を行ってみてほしい.

P.23

 

状況に応じた推論を行ない,問題を賢く解決するには,メタ認知をうまく働かせる必要がある.前述してきた通り,自分の思考パターンを俯瞰するようにモニタリングするのである.

P.24

 

「 知的体力」

①仮説を立てられる力

②思いついたことを実行する試行力

③あきらめない精神力

P.26

 

Chapter2 将来を約束する「勉強科目」 竹中 平蔵

簿記3級を知らずして,マクロ経済学を語ることはもとより,自分がかかわっている仕事の仕組み全体をつかむこともできないだろう.

P.52

 

財務知識の基本は税理士資格で学ぶ

とくに現在,会計の仕事についている人,将来,会社をマネジメントしたいと考えている人は,スキルアップに役立つこと請け合いである.

P.54

 

英語を勉強する目標によく「ネイティブになること」を掲げる人がいるが,これはあまりおすすめしない.

P.58

→参考:レバレッジ英語勉強法 [単行本] 本田 直之にも書かれていたこと

 

Chapter3 「やわらか頭」で生き抜く法 藤原 和博

組織に属しながらも自営業の視点を持つことである.会社のブランドに頼ることなく,自分自身で勝負できるか否かが問われているのだ.

P.73

 

本来,プレゼンとは,相手の頭のなかに自分が形作りたいイメージを抱かせることである.そのためにも,事前に入念な聞き取りをしているか否かがポイントになる.

P.94

 

この(知識や経験)かきまぜたり,投網を投げたりする行為こそが,付加価値を考え,実社会に応用できるアイデアを考えることにほかならない.

P.98

 

Chapter4 大人のための「記憶勉強法」 池谷 裕二

初めて学んでから,①翌日,②1週間後,③②の2週間後,④③の1ヵ月後の計4回,徐々に間隔をあけて復習する.

P.106

 

シータ波の特徴は興味を持っているときに出る脳波だということだ.

P.108

 

記憶が高まる瞬間

①空腹を感じるとき

②歩いているとき

③寒い時期

P.113

 

知識記憶(丸暗記)

・覚える効率が悪い

・ほかへの応用が利かない

        |

        |シフト

        ↓

経験記憶

・ほかに関連付けたり(連合),理解して覚える

・丸暗記より,思い出す確率が高くなる

 

方法記憶

・身につけたやり方,理解の仕方を覚える

・他の事象であっても適用できるので,応用力がある

P.121

 

創造性のアップを図るなら,専門の狭い勉強だけでなく,さまざまなものに興味を持ち,刺激を脳に与えることである.

P.125

→参考:本は10冊同時に読め!―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術 (知的生きかた文庫) この本で言いたいことも,同様なこと

 

朝は思考系の勉強,夜は暗記系の勉強というふうに,勉強の種類を分けて行なう方法が思い浮かぶだろう.

P.128

 

Chapter5 「試験突破」の大事なルール 伊藤 真

抜き出しなし