へむちの脳内本棚

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【Web記事】対談 楠木建×鹿島茂 読書と思考

「対談 楠木建×鹿島茂 読書と思考」という記事があり、とくに書評の書き方、メモの仕方等参考になったのでご紹介です。

 

 

 楠木建さんは、経営学者で著書も多く、著書も何冊か読んだことがあります。

 

 

1.共同書店という発想

 まずは書店のお話からです。

 

 最近は書店も減っているようですが、個人的にはリアル書店も好きです。

 

 狙い撃ちで本を購入したり、検索して探す分には、ネットで購入した方が楽なのは、間違いないですが、このジャンルでは、最近のどのような本が売られているか、自分がマークしていないジャンルの本だが最近話題の本等知ることができます。

 

 また、書店によっては、その本屋が、おすすめで売り出しているものをみるのも、新しい発見を得られるような感じがするためです。

 

 この記事では、神保町に「PASSAG」という書店の話から始まっており、そこは、「棚主が「面白いから、だれかに読んでもらいたい」と思う本が並んでいる。それが362通りある。」とのこと。

 

 行ったことはないですが、普通の書店とは異なるコンセプトの書店とのことで、今度ぜひ立ち寄ってみたい書店です。

 

www.foresight.ext.hitachi.co.jp

 

2.メモの取り方

 鹿島茂氏のメモの取り方について、書かれています。

 

 ここでのメモは、書評を書く際のメモですが、一般的に本を読み、情報を蓄積したいとか、そのためにアウトプットしたい場合とか、参考になるかと思います。

 

(1)引用から成る書評こそベスト

(2)書き手の思想を凝縮したレジュメをまとめる。そのときに欠かせない作業が引用

 引用にも2種類:①そのまま引用、②compte-rendu(コント・ランデュ):引用箇所の内容を自分の言葉で言い換える。

 

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3.書評家という仕事

 最後は、書評について書かれています。

 

 鹿島茂氏が主宰する書評アーカイブサイト「ALL REVIEWS」も紹介されており、いい本までもが書評とともになくならないようにしようという発想のもと、生まれたようです。

 

 いい本は、読み継がれて、ずっと残りますから書評も残るというのは、よいことと思います。たくさんある本のなかから読んでみようという、きっかけにもなると思います。

 

 書評を書く際の基準について書かれています。

「その本の要約、プラス、過去の本と比較しての価値判断。これが基本です。」

 

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